この社会を生き抜くために

“頑張れない自分”を責めるのは、もうやめよう

深山悠翔

集団に馴染めず育ち、 高校中退から独学で大学へ。 社会への適応はいまも得意ではありませんが、 派遣社員として生きています。 私には、一人でネットビジネスを20年以上続けてこられたメンターがいます。 顔出し・実名でありながら、騒がず、争わず、 静かに“自分の道”を生きるその姿勢から、多くのことを学びました。 引き寄せや潜在意識のしくみを通して、 “魂に沿った生き方”を日々探求しています。 退職代行を利用して会社を辞めた経験から、 「生き延びるための選択肢」を持つことの大切さを痛感しました。 これからは、 社会の“正解”ではなく、魂の“納得”に従う生き方をテーマに、 静かに発信を続けていきます。

“頑張れない自分”を責めるのは、もうやめよう

最近、「なんだか毎日がしんどいな」って感じていませんか?

仕事、人間関係、周りの空気。
どれもこれも、「普通に頑張れない自分」が悪い気がして、
つい、自分を責めてしまう。

でも――
それ、本当にあなたのせいですか?

◆ 「頑張れ」は、魔法じゃない

日本では、困っている人に「頑張れ」って声をかけることがよくあります。
でも実は、励ましの言葉が逆効果になることもあるって知っていましたか?

茨城大学の研究では、
状況によっては「励まし」がかえってプレッシャーになって、
気持ちを重くしてしまうことがあると指摘されています。

また、ある心理学の調査では、
つらいときに一番うれしかった言葉は「何も言わずにそばにいてくれた」だったそうです。

人って、本当にしんどいときは、
アドバイスよりも「否定されないこと」のほうが心を救ってくれるんですね。

◆ 頑張れないのは、心がちゃんと反応している証拠

今の社会は、効率やスピードが求められすぎていて、
「黙って耐えて、空気を読んで、頑張り続けること」が当たり前になっています。

でも、それが苦しいと感じるなら、
それはあなたの“弱さ”ではなくて、“感受性の豊かさ”です。

仕事や集団の中で、「ちょっと無理かも」と感じるのは、
心がちゃんとサインを出してくれているということ。
あなたは、壊れかけた自分に気づけるだけの優しさを持っているんです。

◆ 自分を責めるのをやめたとき、ほんとうの再生が始まる

「もっと頑張らなきゃ」と思うとき、
実はもう十分頑張ってきた人が多いものです。

大切なのは、
「今のあなたでも、大丈夫」って、自分で自分を許してあげること

内向的で、人との関わりがしんどいあなたには、
きっと“静かな時間”と“距離感”が必要なんです。

● 無理に明るく振る舞わなくてもいい
● 毎日うまくいかなくても、それが普通
● 心が疲れたら、立ち止まっていい

そうやって、自分のペースで生きることが、
これからの時代に本当に大切になっていきます。

◆ 自分を守れるのは、あなた自身だけ

もしかしたら今、
会社に行くのも辛い、
人と話すのがしんどい、
このままどうなるか分からない。

そんな気持ちでいっぱいかもしれません。

でも、大丈夫です。
まずは「自分を責めるのをやめること」から始めましょう。

そしてもし、今の環境がどうしても合わないなら、
離れることも選択肢にしていいんです。

“逃げる”じゃなくて、“自分を守る”。

あなたが「大丈夫だよ」って自分に言ってあげられたとき、
未来は少しずつ変わっていきます。

◆ 最後に──

あなたは、
“頑張れない”んじゃない。
“頑張りすぎて疲れてるだけ”。

社会に合わせなくてもいい。
空気を読めなくてもいい。
ちゃんと息をして、ちゃんと生きてる。
それだけで、もう素晴らしいことなんです。

どうか今日くらいは、
自分に優しくしてくださいね。

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