私は最近、AI動画クリエイターとして正式に開業しました。
けれど、そのスタートは世の中でよく見かけるような
「クライアント募集中!」という派手な宣言とは、少し違います。
なぜなら私は、
“SNSで依頼を募らない”という選択をしているからです。
「仕事を増やす」「売り上げを伸ばす」
そう考えるなら、SNSでの営業活動は当然した方がいいのかもしれません。
実際、多くのクリエイターがSNSを通じて案件を獲得していますし、
その形が悪いわけでも間違いなわけでもありません。
でも、私はそこに自分らしさを感じませんでした。
私は“誰でもいいから受注する”という形ではなく、
心から応援したいと思える人だけを支えるという道を選びました。
この生き方に行き着くまでには、いろいろな葛藤がありました。
もっと広く仕事を受けるべきではないか?
もっとたくさんの人に届けるべきではないか?
そういった問いを自分の中で何度も巡らせました。
それでも最終的に出した答えは、ひとつでした。
私は、大切にしたい人とだけ、深く向き合いたい。
SNSで依頼を受けると、
どうしても“量”が優先されていきます。
たくさんのDMが届けば、それに対応する時間が生まれ、
ひとつひとつの作品に割ける「心の余白」は削られていきます。
私は、自分が制作する映像が、
その人の人生の追い風となったり、
その人が胸を張れる瞬間をつくったり、
その人の世界を一段階押し広げる力になってほしいと思っています。
そのために必要なのは、
数ではなく「向き合う深さ」です。
だから私は、SNS経由の依頼は基本的に受けません。
必要なときは自然とご縁がつながる。
そんな静かなやり取りを大切にしています。
私がこの仕事をする理由 ― 社会不適合者でも生きていける世界をつくるために
私にはもうひとつ、大切にしている軸があります。
「社会不適合の人でも、生きていける社会をつくる」ということです。
学校が合わなかった人。
会社が息苦しかった人。
人間関係に疲れた人。
集団のペースに合わせることが苦手だった人。
“普通”という基準に自分を当てはめようとして、
心がすり減ってしまった人。
そういう人たちは、世の中にたくさんいます。
そして、私自身もかつてその一人でした。
社会は長い間、
「みんなと同じようにできる人」を評価し、
「違うペースでしか生きられない人」を置き去りにしてきました。
でも、AIが誕生し、発展し、
私たちの生活が大きく変わり始めた今、
世界は少しずつ、そういう人たちにも
“生きるスペース”を開き始めています。
AIは、
スキルがなくても、
経験がなくても、
大きな組織に属さなくても、
自分一人で、自分の世界をつくる力を与えてくれます。
動画制作もそのひとつです。
もし人と話すのが苦手でも、
もし過去にうまくいかなかった経験があっても、
もし社会に馴染めない自分を責めてきたとしても、
AIはその人の弱さを責めません。
ただ淡々と、その人の才能を引き出してくれます。
私は、そんなAIの力を使いながら、
社会に馴染めなかった人たちが
「それでも生きていい」と思える世界を築きたいと思っています。
“静かなクリエイター”として生きていく
私はこれからも派手な発信はしません。
SNSで積極的に仕事を集めることもしません。
ただ、必要としてくれた人がいたときは、
私は静かに、その人の力になります。
私にとって動画制作とは、
企業案件を増やしたり、
売り上げを競ったりするものではありません。
もっと個人的で、もっと深く、
もっと静かで優しい行為です。
たった一人の人生に寄り添うための
“手紙のような表現”だと思っています。
これからも私は、
静かに、誠実に。
必要な人のそばで、淡々と作品をつくり続けていきます。
そしていつか、
この世界の片隅で、
あなたのような「社会に馴染めなかった誰か」が
自分の才能で生きていける未来が訪れるように。
その未来のために、今日も一歩、淡々と。
AI動画クリエイターとして、私は歩んでいきます。




